ダン・パーディがレンジャーズのテクニカルディレクターを15か月で退任した。自身の判断によるもので、当面はオーナーグループの業務を続けながら引き継ぎにあたる。
2025年6月にケビン・セルウェルとともに着任し、今夏は14人を獲得・19人を放出する編成を主導した。

元記事の要約
ダン・パーディがレンジャーズのテクニカルディレクターを退任した。2025年6月、エバートン時代の上司だったスポーティングディレクターのケビン・セルウェルと揃ってアイブロックスに着任してから15か月。セルウェルが就任6か月で解任された2025年11月以降もパーディはクラブに残り、今夏の移籍市場の編成を主導していた。TGGが把握したところによると、離れる判断はパーディ自身によるもの。引き継ぎを済ませたあと、短期間はオーナーグループ全体の業務を続け、そのうえで次の選択肢を検討するという。
クラブは声明で「ダンは引き続きオーナーグループとともにクラブを支え、移行やその他のフットボールプロジェクトを支援する。取締役会はレンジャーズでの献身と貢献に感謝し、今後の成功を願う」と述べた。パーディは今夏の移籍市場で14人を獲得し19人を放出する大規模な入れ替えを指揮。買収後の編成には根強い批判があるが、クラブ側の見立ては「トロフィーを争える戦力を残した」というものだ。
レンジャーズはすでに新たなスポーティングディレクターを置かないことを決めている。カヴェナ会長は3月のサポーター向け書簡で「現在のフットボール体制はうまく機能していると考えており、スポーティングディレクターを雇う予定はない。経営チームはより小さく、機動力があり、起業家精神を持つことをよしとする」と記していた。後任の有無は明言されていない。
編成の役割は既存の経営体制が担う。アンドリュー・カヴェナ、パラグ・マラテ、ジム・ギレスピーCEO、パフォーマンスディレクターのスティグ・インゲ・ビョルネビー(元リヴァプールDF、ローゼンボリでSDを務めた)が、6月にハーツから招いたデレク・マクリーンズ監督と緊密に連携する。
パーディはエバートンに10年以上在籍し、2014年にパフォーマンス分析のインターンとして入団。テクニカルスカウトを経て採用責任者(Head of Recruitment)まで昇進した。2021年、マルセル・ブランツSDとラファ・ベニテス監督の権力争いのさなかに辞任したが、ブランツの後任だったセルウェルに説得されて3か月後に復帰。レンジャーズでは男子・女子・アカデミーの採用とタレント発掘の全般を統括するとされ、18か月在任したニルス・コッペンの後任だった。